ヤマハ音楽教室のグループレッスンを辞めて個人教室に切り替えた、わが家のリアルな体験談です。同じように悩んでいる方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
この記事のポイント
・ヤマハ音楽教室のグループレッスンが合わなかった理由
・繊細な子どもがグループレッスンで感じるプレッシャー
・個人教室探しでうまくいかなかった経験
・現在の先生との出会い
・ヤマハ音楽教室と個人教室、それぞれのメリット
・子どもに合った教室の選び方
それでは、ごゆっくりご覧ください。
ヤマハ音楽教室のグループレッスン、繊細な息子には合わなかった話
息子がヤマハ音楽教室に通い始めたのは年中の5月のことです。私が子どもの頃にヤマハ音楽教室に通っていたことから、「ピアノといえばヤマハ」くらいの感覚で入会しました。特に深く考えていなかったのが正直なところです。
息子はもともと繊細な性格で、慣れない場所や初めてのことが苦手なタイプ。レッスンの中で先生のピアノの前にみんなで集まる場面があるのですが、ほかの子はひとりで前に出ていけるのに、息子だけ私と一緒じゃないと動けませんでした。毎回手を引いて連れていく感じで、これがずっと続いていました。
前に出ても歌わない、踊らない。みんなと一緒にエレクトーンを弾くときは弾けることもあったけど、ひとりで弾くように言われると固まってしまう。弾ける力はあるのに、グループの雰囲気の中では発揮できない感じでした。
1年7ヶ月通っても状況はほぼ同じで、息子が楽しそうにしている場面がほとんどありませんでした。私もレッスンのたびにストレスを感じるようになっていて、このままではピアノ自体を嫌いになってしまうと思い、個人の教室を調べ始めました。
グループレッスンは、合う子にはとても良い環境だと思います。お友達と一緒に歌って踊って音楽を楽しめるのは、にぎやかな雰囲気が好きな子にはぴったり。ただ、繊細でマイペースなタイプの子には、グループの空気感がプレッシャーになることもあるということを実感しました。
個人のピアノ教室を探して見学へ
個人の教室について調べ始めてから、いくつか見学に行きました。見学すれば「ここだ!」とすぐに分かるものだと思っていたのですが、そう簡単にはいかなくて。
ある教室では、息子の様子を見た先生に「今のグループレッスンに通えているならこのまま続けて、幼児科(2年間)が終わるタイミングで個人に切り替えることを考えてみては?」と言われました。アドバイスとしては分かるのですが、もうすでに限界だという気持ちだったので、少し温度差を感じてしまいました。
別の教室では、先生が「これをやってみて」と息子に声をかけてくれるのに息子がやろうとしないでいると「難しいですね」とあっさり断られてしまいました。それに加えて、初対面でまだ全然慣れていない息子をいきなり引き寄せて抱っこしようとする場面もあって、少し戸惑いました。先生なりの親しみやすさだとは思うのですが、息子には余計に緊張させてしまっていた感じでした。
何件か見学に行っても「ここに決めよう」と思える教室になかなか出会えなくて、息子に合う教室が果たしてあるのかと不安になったりもしました。
ただ、諦めずに見学を続けてよかったと今は思っています。合わない教室を経験したからこそ、次に出会った先生の対応がいかに特別だったかがよく分かりました。
先生との出会いが転機になった
見学を続ける中で、ある先生のところに見学に行った際に息子がピアノを弾いている動画を観せてみました。すると「とても上手ですね。このまま辞めてしまうのはもったいないです」と言ってくれて。さらに「うちは本来、意思疎通がある程度できることを入会の条件にしているのですが、おうちで動画を撮ってきてもらって、それを見ながらアドバイスするという形でもいいですよ」と提案してくれました。
最初は「そんなやり方で大丈夫なのかな」と半信半疑でしたが、それまでの見学でなかなか受け入れてもらえなかった分、こんなに柔軟に対応してくれる先生に出会えたことがとにかく嬉しくて、息子もここがいいと言うので通わせることを決めました。
通い始めてから少しずつ先生との関係に慣れてきたのか、教室のピアノに触れるようになってきて、時々ですが曲を弾けるようにもなってきました。先生が息子のペースに合わせて進めてくれているおかげだと感じています。

動画を観せるやり方は個人教室に変えて1年以上経った今も続いていますが、今となっては息子にはこのやり方がすごく合っていたんだなと思っています。「教室でピアノが弾けるか」よりも「ピアノを楽しく続けられるか」の方がずっと大事だったと、今は思えます。
ヤマハ音楽教室と個人教室、通わせてみて感じたそれぞれのメリット
実際に両方通わせてみて、それぞれに良いところがあるなと感じています。
ヤマハ音楽教室のグループレッスンは、音感が身につきやすいのが良いなと思いました。「聴く→歌う→弾く」という流れでレッスンが進むので、耳が育ちやすい印象です。和音の進行なども自然に覚えられていて、その点はグループレッスンならではだと感じています。グループが合う子であれば、お友達と一緒に歌って踊りながら楽しくレッスンを受けられるのも大きなメリット。音楽を「楽しいもの」として体で覚えていける環境は、他にはなかなかないと思います。
個人教室は、その子のペースに合わせてレッスンを進めてもらえるのが一番の良さだと感じています。手の形や鍵盤の押さえ方など、細かい部分までしっかり見てもらえるので、変な癖がつく前に修正してもらえるのも助かっています。ヤマハでも手の形を指摘されることはありましたが、グループレッスンだとどうしても全員を見るのが難しいので、個人ほど丁寧には見てもらえなかったなと感じています。
どちらが良い・悪いというわけではなくて、子どもの性格や特性によって合う合わないがあるというのが正直な感想です。社交的でにぎやかな雰囲気が好きな子にはグループレッスンが向いていると思うし、マイペースで繊細なタイプの子には個人教室の方が力を発揮しやすいこともある。どちらを選ぶかは、お子さんの性格をよく見て決めるのが大事だなと思いました。
ヤマハ音楽教室を辞めて個人教室に変えた今、思うこと
最初は「ピアノといえばヤマハ」という気持ちがずっとあって、それ以外の選択肢をほとんど考えていませんでした。でも息子には合っていなかったので、個人教室に変えたのは正解だったと今は思っています。
ヤマハを辞める決断をするまでに、かなり時間がかかりました。せっかく通い始めたのに途中で辞めるのはもったいないという気持ちもあったし、続ければ慣れるかもしれないという期待もあって。でも、1年7ヶ月通っても状況が変わらなかったので、思い切って決断してよかったと感じています。
個人教室に変えてから、息子の様子が少しずつ変わってきました。まだ完全に慣れたわけではないけれど、教室のピアノに触れるようになってきたり、曲を弾けるようになってきたり。以前のように毎回レッスンのたびに親子でぐったりすることがなくなってきました。
教室選びで一番大事だと感じたのは、子どもの性格に合っているかどうかということです。有名だから、実績があるからというだけで選ぶのではなく、わが子がどんな環境だと力を発揮しやすいかを考えて選ぶのが大切だなと実感しました。
このまま息子がピアノを楽しく続けてくれたらいいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。同じように悩んでいるママの参考に少しでもなれば嬉しいです。教室選びに正解はないと思うので、お子さんのペースや性格に合った環境が見つかることを願っています。


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